中高年になってから楽器の趣味や習い事を始めたい。でも、どんな楽器がいいんだろうか?本当に弾けるようになるだろうか?と思っていませんか。今回は、楽譜が読めない中高年でも十分上達する可能性のあるおすすめの楽器をご紹介します。
中高年から始める楽器の選び方
中高年から楽器を始めたい人は、基本的に「やってみたい!」と思える楽器を選びましょう。楽器は毎日30分でもいいので少しずつ練習することで上達します。いくら簡単だからといっても、好きでもない楽器を練習し続けるのは苦痛です。
たとえば、すごく簡単な楽器といえばカスタネットやトライアングルがあります。幼稚園児でも演奏できますが、これらの楽器をひとりで演奏していて楽しいと思える中高年は少ないのではないでしょうか。
だからこそ、楽器は「好きなもの」を基準に選んでください。
小さいとき習いたかったけど親が許してくれなかった楽器、若いとき憧れていた楽器、よく聴く音楽で使われている楽器など、思い浮かぶものをあげてみましょう。
中高年におすすめの楽器とは
ここでは、好きな楽器がいろいろあって選べない!できれば簡単な楽器の中から選びたい!という人向けに中高年におすすめの楽器をご紹介します。
ピアノ(難易度:簡単)
ピアノは鍵盤を押せば正しい音が鳴るので、木管楽器や金管楽器に比べて演奏しやすい楽器です。小さな子どもでも練習すればスラスラ弾けるようになり、大人から始めてもレパートリーを増やすことができます。
ピアノは両手の指をバラバラに動かすことで脳に刺激が伝わり、認知症防止にも効果的です。指が動けば何歳になっても弾けるので一生の趣味として楽しむこともできるでしょう。
ウクレレ(難易度:簡単)
ウクレレは小さくて軽いので持ちやすく、中高年の男性にも女性にもおすすめできる楽器です。指を動かす範囲が狭く、指使いに自信がない人も簡単に演奏できます。音があまり大きくないから近所への騒音も気になりません。
優しくて陽気な感じの音が鳴るため、演奏しながら癒されたい人にぴったり。
ウクレレと言えばハワイアンミュージックをイメージするかもしれませんが、Jポップや童謡などいろいろなジャンルの曲を演奏することができます。
ギター(難易度:普通)
今の中高年はフォークソング世代です。当時は時間や機会がなくてチャレンジできなかった人でも、ゆとりのある今なら挑戦できるのではないでしょうか。ギターにはエレキギター、クラシックギター、フォークギターがありますが、中高年におすすめなのはフォークギターです。
ギターの中でもっともポピュラーで弾きやすく、初心者にぴったり。ひとりで弾いてもみんなで演奏しても楽しいので中高年の趣味として最適です。
サックス(難易度:普通)
サックスは若い世代に人気のある楽器で「中高年でサックスなんて演奏できるの?」と驚いたかもしれません。しかし、年を重ねた中高年が演奏するからこそ渋くてかっこいい演奏ができ、とくにジャズが好きな人におすすめです。
演奏している姿も音もかっこいいので、男性やクールな雰囲気の女性に選んでほしいです。
中高年から楽器を始めても上手くなれるの?
ピアノやバイオリンなどの楽器は子どものころから始める人が多く、中高年から楽器を始めても上達しないんじゃないか?と不安に思っている人は多いでしょう。確かに若いときのほうが指が速く回ったり、暗記ものも早く覚えられたりします。
同じ学習量でも中高年のほうが時間がかかってしまうケースもあります。しかし、時間がかかるからと言って上手くならないわけではありません。どの楽器も正しい演奏方法やコツがあり、プロから教わることでぐんぐん上手くなっていきます。
とくにピアノは60代、70代から始めても弾けるようになったという人は大勢いるので、年だから無理だとあきらめる必要はありません。
中高年からの楽器の始め方
やってみたい楽器が決まったら、習い事教室に通うか独学で習得するかを決めましょう。
楽器は音楽教室で先生に指導してもらう方法と独学で学ぶ方法があります。音楽教室だと先生が直接演奏方法を教えてくれるので、その人にあったレベルのカリキュラムを組んでくれて間違いがあればすぐに指摘してくれるというメリットがあります。
独学は楽器と教則本、楽譜があればすぐ始めることができ、気軽にスタートできるという利点があります。教室に通う時間や手間が省けて、費用も安く済みます。
一昔前は独学というと教本も数が少なかったのですが、今はDVD付きで自宅にいながら習い事教室に通っているかのように指導を受けられる教材があります。音楽教室、独学のどちらを選んでも上手くなれるので、自分にあった方法を選択してください。
まとめ
今回は、中高年におすすめの楽器についてご紹介しました。中高年からでは遅すぎる!ということはないので、ぜひやってみたいと思ったタイミングで習い始めてください。憧れの音楽を自分で演奏できれば、人生の充実度もアップします。ぜひ1曲マスターできるまで続けてくださいね。
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