ピアノ教室(習い事)でピアノを始める人も独学で練習する人も、最初に目標を設定しておくことが肝心です。目標があればゴールがわかっているので上達しやすく、どのような練習方法を実践すればいいのか計画を立てやすくなります。今回はピアノ初心者のために目標設定のやり方をご紹介します。
ピアノは目標を設定したほうが上手くなる
ピアノなど多くの楽器は、習い始める前に目標設定をしたほうが上達速度が上がります。例えば、ショパンの『別れの曲』がスラスラ弾けるようになるという目標を設定したと仮定します。ショパンの『別れの曲』は難易度の高い曲なので超初心者の状態から弾けるようになるには、ピアノの基礎を学習し、『別れの曲』よりレベルの低い曲を先に練習しておいたほうがいいです。
あらかじめ目標設定しておけば、達成するためにどこまで上手くなる必要があるのか、どんな練習をすればいいのかが明確にわかるようになります。
「なんとなく弾ければいいいな」と思って始めた場合と比べるとモチベーションが続きやすいので、毎回やる気になりながらピアノ練習ができ、結果的に上手くなります。
ピアノ初心者はどんな目標を持てばいい?
目標設定と言うと、どんな目標を持てばいいのか悩んでしまう人もいるかもしれません。そういう人は、なぜピアノが弾けるようになりたいと思ったのか思い出してみましょう。
知人が曲を弾いていてうらやましいと思った、友人の結婚式で演奏してあげたいと感じた、子どもや孫に教えてあげられたらいいなと思った、テレビでピアニストの演奏を見て憧れた、などなど人ぞれぞれきっかけがあったと思います。
まずはピアノに興味を持ったきっかけを思い出し、どういう曲を弾きたいのか、どうなりたいのかイメージしてみましょう。
曲においてもクラシックやジャズ、Jポップなどさまざまなジャンルがあり、弾きたい曲のジャンルは人によって違うはずです。どんな曲が好きなのか、どういうジャンルの曲が弾けるようになりたいのか考えてみてください。
具体的な目標例
- ショパンの『別れの曲』がスラスラ弾けるようになる
- 語り引きができるようになる
- 友達の結婚式で1曲披露する
- 子どもにピアノを教える
- ピアノの先生またはピアニストになる
- 発表会に出る
- コンクールで賞を取る
などなど。
目標を設定した後にやること
ピアノ教室に通っている人と独学で練習している人とでは、目標設定後にやることが違います。それぞれ見ていきましょう。
ピアノ教室の場合
ピアノ教室に通う場合、先生が教育カリキュラムを決めるためどんな練習をしてどんな曲を弾くかまで決められることがあります。もし、弾きたい曲があるのであれば一度先生に相談してみましょう。あなたのレベルを考慮して挑戦できるかどうか吟味してくれます。実力が伴っているのであればすぐに弾かせてもらえるかもしれません。
一方、実力が伴っていない場合でも、その曲が弾けるまでどんな練習が必要になるかをアドバイスしてくれるでしょう。あなたが実力より難易度の高い曲を選んでいるなら、将来的にその曲が弾けるようになるまであなたのレベルを引き上げるカリキュラムを先生が組んでくれるはずです。
また、ピアノ教室では独自に発表会を行っているクラスもあります。定期的に発表会に出られる場合は、ピアノ練習の励みになりますし、ひとつの達成感も味わえます。
独学の場合
独学だと自分が決めた目標を達成するため、すぐに行動に移すことができます。基礎ができていない人は、教則本に従って基礎練習を繰り返す必要がありますが、ある程度弾ける人は以前から弾きたかった曲に挑戦してみましょう。
独学は、演奏する曲や練習方法を自由に決められるのがメリットです。このメリットを生かして、どんどん自分の好きな曲に取り組んでください。
まとめ
ピアノ初心者はピアノを習い始める前に、まずどこまで上手くなりたいのか、どうなりたいのかなど目標設定をしましょう。目標を決めておくとモチベーションを維持しやすいため、毎日の練習だって苦痛じゃなくなります。
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