大人から独学でピアノを習い始めるのって、小さいころに始めるより教室に通うより楽しいものなんです!今回は大人の独学ピアノが楽しいわけと自己満足で始めてしまってOKな理由について解説します。
大人の独学ピアノが楽しい理由
ピアノは小さいうちに始めるもの、教室に通うものと思っていませんか?実は大人の独学ピアノにはこんな楽しみがあります。
好きな曲を演奏できる
ピアノ教室に通うと、練習する曲はピアノの先生が選ぶケースが多いです。希望を伝えれば叶えてくれることもありますが、基本的に個人のレベルにあわせて選曲されます。先生が選んでくれた曲が気に入れば楽しく演奏できますが、そうじゃないと練習が苦痛になってしまいます。
独学だと難易度には注意する必要があるものの、好きな曲を自由に選べるというメリットがあります。好きな曲のほうが練習に力が入るため、短期間でもメキメキ上達します。
成長できる喜びがある
ピアノは練習を積み重ねることで少しずつ上達し、大人になってからも成長できる喜びを実感することができます。始めたばかりのころはいくら音楽の才能がある人でもスラスラ弾くことはできません。
片手でゆっくりしか弾けなかった曲でもいつしか両手で弾けるようになり、ミスタッチがなくなり、テンポを速くしたり表現方法をアレンジしたりできるようになる日がくるでしょう。大人になってからも成長している実感があるとやる気がわき、人生にもハリが出てきます。
自分のペースで演奏できる
独学だと自分の好きなときに好きなやり方で練習することができます。例えばやる気が湧いてきたので3時間弾いてみたり、疲れているので10分だけ練習したり、練習時間を自由にコントロールすることが可能です。
大人になると仕事やプライベートで忙しく、体も疲れがちなので機械のように決まった時間に練習するのが難しくなります。独学なら自分でスケジュールを組みながら練習を進められ、教室に通うより楽しくできます。
大人の独学ピアノが自己満足でOKな理由
大人から独学でピアノを始めてみようかなと考えている人のなかには「大人からピアノを始める意味ってあるのかな?」「単なる自己満足で終わりそう…」とモヤモヤしている人もいるかもしれません。
しかし、スポーツでも楽器でも俳句作りでも趣味というものはそもそも自己満足でやるものです。楽器を演奏して人に喜んでもらえたらうれしいですが、人に喜んでもらうために始めるわけではなく、自分が楽しむために始めます。
趣味を始める意味や結果を気にしてしまうと、いつまで経っても始められず後悔してしまうかもしれません。プロのピアニストになりたい、ピアノの先生になりたいというわけでなければ、誰になんと言われようと自己満足でやり続ければいいのです。
始めたい、好きだからやってみたいと思ったときにぜひ臆せずチャレンジしてみてください。
独学でピアノを練習するときに気をつけたいこと
大人の独学ピアノはとても楽しいですが、やるからには上手くなりたいですよね。ここでは独学で練習するときに気をつけたいことについて解説します。
基礎をおろそかにしない
独学でピアノを始める人のなかには、早く憧れの曲を弾きたいと思って基礎をおろそかにする人がいます。しかし、手のフォームや姿勢、楽譜の読み方、リズムの取り方などピアノの基礎知識を無視してしまうと難易度の高い曲を弾くことはできません。
まずは一冊教則本(教材・教本)を購入し、基本をマスターしてください。基礎学習には紙の本だけではなくDVD付き教材を選ぶと分かりやすいです。
練習曲を繰り返し弾く
ピアノの教則本には指の練習を兼ねた練習曲がいくつか収録されています。はじめは好きな曲ではなく練習曲を繰り返し弾いてピアノのコツを体に叩き込んでください。独学なら教則本を比較しながら自分の知っている練習曲が載っている教材を探すこともできます。
両手でスラスラ弾けるようになるまで練習を続けましょう。
毎日ピアノに触れる時間を持つ
ピアノに限らず楽器の趣味は、毎日のように触ることで感覚が鈍ることなく上達していきます。週末だけ演奏するのではなく、短い時間でもいいのでできるだけ毎日弾いたほうが上手くなりますよ。
大人だと時間を捻出するのが難しいかもしれませんが、時間を確保するコツは以下の記事を参考にしてください。
まとめ
大人の独学ピアノは成長できる喜びがあり、自分の好きな曲を好きなペースで練習できるという自由度の高さが魅力です。忙しいと教室に通うのも大変ですが、独学なら自分のスケジュールや体のコンディションに合わせて練習できます。自己満足でも全然OKなので、ぜひ楽しみながら弾くようにしてください。
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