ピアノを独学で始めたけど、上手く弾けなくて挫折してしまったり、限界を感じたりしていませんか?独学はピアノ教室に通う場合と違って自分ひとりで対処しなければいけないため、途中でつまずいてしまう人は多いです。そこで今回は、ピアノ独学初心者のために、挫折してしまったときの解決策をご紹介します。
ピアノの独学で挫折してしまう原因
まずは独学でピアノを弾いていて、挫折してしまう原因を解説します。
基礎練習をおろそかにしている
独学でピアノを練習している人は、好きな曲ばかり弾いて基礎練習を疎かにしてしまう傾向があります。ピアノの教則本には指の練習を兼ねた練習曲が収録されており、まずは練習曲がスラスラ弾けるようになるまで繰り返し練習することが大切です。
しかし、練習曲は単調なものが多く、すぐに飽きてしまうことがあります。そこで練習曲を適当にこなして好きな曲や難しい曲に挑戦してしまうと、基礎ができていないためどうしても上手く弾きこなすことができません。
多くの独学初心者は、「憧れの曲が弾けない=つまらない」と感じるようになりピアノから離れてしまうのです。
お手本を見たり聞いたりしていない
ピアノに初めて挑戦する人は、教則本を読むだけではなく上手な人の演奏を見たり聞いたりすることがおすすめです。視覚や聴覚からも学習すると、感覚的に弾き方のコツがつかめるのでピアノ教室に通わなくても上手になります。
お手本を見たり聞いたりしていない人は、紙の教本だけではなくCDやDVD付き教材を使って学習しましょう。
たまにしか弾いていない
ピアノはたまにしか弾いていないと、プロでも感覚が鈍ってしまうため、できるだけ毎日か2日に1回は弾きたいものです。週末にまとめて数時間弾く、という練習方法では前回弾いた箇所のおさらいをしているだけで時間がとられてしまうので効率よく上達できません。
しかし、毎日練習すると感覚が鈍っていないので、おさらいにあてる時間を最小限にとどめて今日の分の練習ができます。上達している実感が得られ、モチベーションも続きます。
ピアノを弾く目標がない
なぜピアノが弾けるようになりたいのか、どこまで上手になりたいのかなど、目標を決めていない人は途中で挫折することが多いです。なんとなく上手くなれたらいい、という動機だけではなコツコツを努力を続けていくことが難しいです。
ピアノ練習に挫折してしまったら、一度立ち止まって目標を考えなおしてみましょう。憧れのショパンの「別れの曲」が弾けるようになりたい、結婚式の余興で演奏したい、友人の前で1曲披露したいなど具体的な目標を持つのがおすすめです。
ピアノの独学に限界を感じたときの対処法
ピアノを独学でやっていても、これ以上上手くならない、どこが原因なのかよく分からない、など限界を感じてしまったときの対処法をご紹介します。
家族や友人に聴いてもらう
独学で練習している人は、ある程度弾けるようになったら家族や友人に聴いてもらいましょう。ピアノ教室に通っていると先生が間違いを指摘してくれますが、ひとりだと気づきにくいためです。
聴かせる相手はピアノが弾けない人でもかまいません。素人でもおかしい弾き方をしていたら気づくものなので、率直な意見を聞いてみてください。第三者に演奏を聴いてもらうことで、今まで気づかなかった間違いが分かれば、具体的にどこをどう直していけばいいのか道筋が見えます。
録音してお手本と比べてみる
自分の演奏を録音して、自分で聴いてみると第三者の立場に立って演奏を評価できます。録音機やスマホの録音アプリを使って、1曲まるまる録音してみましょう。
自分が演奏している楽譜のCDや音源がある場合は、お手本と聞き比べてみるとどこがどうマズイのか把握できます。ぜひ聞き比べて問題点をあぶりだしてください。
思い切ってピアノの体験教室に参加する
自分ひとりではどうにもならないと感じている人は、思い切ってピアノの体験教室に参加するのもアリです。ピアノ教室には1回だけ無料または格安で受講できる体験教室を実施しているところがあるので、いきなりピアノ教室に通うのは抵抗があるという人にも向いています。
1回行ってみるだけでも問題点がはっきりすることがあり、あとは独学で続けるかピアノ教室に通うか自由に検討できます。
☆おすすめ☆
「Enjoy Your Sound」は無料体験レッスンを実施している音楽教室です。ピアノ教室は弾きたい曲にあわせて「クラシック」「ジャズ」「ポピュラー」の3つのコースから選択できます。スケジュール調整しやすく、忙しい社会人でも通いやすいです。
まとめ
ピアノの独学は、ひとりで練習を続けているからこそ挫折や限界を感じやすいです。しかし、挫折する原因を取り除いて練習を続ければ、ピアノ教室に通わなくても上手くなるのでぜひ諦めずに続けてください。もちろん限界を感じたときはひとりで解決しようとせず、周りの人に演奏を聴いてもらったり体験教室に参加したりしてもいいでしょう。
▼たった30日でショパンの「別れの曲」が弾けた独学ピアノ体験談はこちら