オーボエは吹奏楽やオーケストラには欠かせない木管楽器です。しかし、吹奏楽部ではオーボエ担当者は1~2人しかおらず、教えてくれる人がいないというケースも珍しくありません。そこで今回は初心者にも分かりやすい独学におすすめなオーボエ教本(教材・教則本)をご紹介します。
初心者向けオーボエ教本(教材・教則本)
まずは書店やAmazonで購入できるおすすめオーボエ教本を厳選してみました。
もっと音楽が好きになる 上達の基本 オーボエ
オーボエを初めて演奏することになった!という超初心者向けの教本です。身に着けておきたい基本知識、準備の方法、基礎練習の仕方が分かりやすい平易な言葉で解説されています。
毎日の練習方法が書かれた「デイリートレーニング・シート」は、持ち運びできるので学校や練習場に持っていって練習に役立てることができます。上達のコツまで網羅されており、上級者になっても手放せない1冊になるはず。
パワーアップ吹奏楽! オーボエ
楽器の持ち方、吹き方、練習方法を網羅した教本です。呼吸の仕方、指使いなどの基本テクニックから、安定感のある音を出す方法や高音域をきれいに出す方法など、上達のための練習方法についても解説されています。
イラストが豊富なので、難しい本は苦手という人にもおすすめです。またオーボエ演奏者によくある 悩み解決 Q & A も掲載されていて、「こんなときはどうしたらいいの?」と立ち止まってしまったときにも役立ちます。
うまくなろう!オーボエ
楽器やリードの選び方、組み立て方、演奏の仕方が丁寧に解説された教本です。演奏編では「羊かんのように音を出せ!」「生クリームのように音を終わらせろ」などユニークな解説が目立ちます。
口の中や手のひらの中で気をつけたいことまで網羅されているので、もっとオーボエが上手くなりたいという人にぴったりです。
オーボー教則本 梅原美男 著 (全音吹奏楽器教本 (2))
楽譜の読み方やリードの削り方などが解説されており、音楽や木管楽器初心者に愛されてきたベストセラー本。初心者から上級者まで身に着けておきたい知識をほぼ網羅できるので、クラシック音楽が演奏できるまで上達できます。
楽器の組み立て方や手入れの仕方などは解説されていないため、基礎的なことは周囲が教えてくれるという人に向いています。
初心者向けオーボエ教本&DVDセット
周囲にオーボエを教えてくれる人がいないという人は、レッスンに通って基礎から指導してもらったほうが上達するかもしれません。しかし、近所にオーボエ教室を開催しているところがない、できるだけコストをかけたくないという人は教本とDVDがセットになった教材で学ぶのがおすすめです。
オーボエはほかの楽器と比べると、教本自体が少なく、DVD教材はとても珍しいです。ここでは楽譜が読めない超初心者でも30日でオーボエが吹けるようになる教材をご紹介します。
初めてでも一人で学べる!オーボエの美しい音色を手に入れるための上達講座第1弾
楽器の組み立て方やリードの選び方など基礎から映像で丁寧に教えてくれる教材です。手首を傷めない方法、安定した音を出す方法、唇が疲れない方法などプロだからこそ知っている知識を余すところなく教えてくれます。
さらに吹いているとクラクラする、音程があいにくい、指使いが難しいといった初心者が陥りやすい悩み解消法まで伝授してくれるので、学生から年配者まで活用できます。
【オーボエ3弾セット】オーボエの美しい音色を手に入れるための上達講座1~3弾セット
上記で紹介した教材のスペシャルバージョンで、1弾~3弾がセットになっています。第1弾でオーボエの基本をマスターした後、第2弾ではオクターブキーの使い方やタンギング、スラーといった演奏法を学びます。
第2弾では いよいよ曲を演奏することができ、収録曲は以下の通りです。
・くるみ割り人形より「花のワルツ」(チャイコフスキー)
・惑星より「木星(ジュピター)」(ホルスト)
・きらきら星
・ヒンケNo.1
第3弾ではフォルテ・ピアノの演奏方法、ビブラート、ソロパートの吹き方など初心者から上級者へとステップアップできるカリキュラムになっています。
収録曲は次の通りです。
・G 線上のアリア(バッハ)
・バレエ組曲「白鳥」より「情景」(チャイコフスキー)
・交響曲第9番「グレート」より(シューベルト)
・セレナーデ(シューベルト)
数々の名曲が吹けるようになるので、ソロ演奏から吹奏楽・オーケストラの演奏まで楽しく実践できます。
まとめ
今回は独学者にもおすすめな初心者向け教本(教則本)をご紹介しました。オーボエは吹奏楽やオーケストラには欠かせない楽器ですが、演奏者が少ないのでひとりで学習するのはなにかと大変かもしれません。美しい音色が出せるようぜひ教材で学習してみてください。