ウクレレ初心者は、上達するためには毎日演奏したほうがいいのか悩みますよね。今回はウクレレの練習時間の取り方、上達するまでに必要な練習量、練習期間について解説します。
ウクレレは毎日練習するべきなのか?
ウクレレを趣味で始めた人は「毎日演奏するのは大変だな」と感じるかもしれません。しかし、ウクレレに限らず楽器は1日5~10分でもいいので毎日演奏したほうがはるかに上達します。
楽器の演奏は頭で理解することも大切ですが、リズムの取り方や指の動かし方など体で覚えるものが多いです。日数をあけてしまうと、せっかく体に染みこんだ感覚が薄れてしまって、指を動かそうとしてもうまく反応できないことがあります。
しかし、1日短時間でも楽器に触っていれば、指先に感覚が残っているため頭で考えるよりも体が先に動き、どんどん上達していきます。上達している実感が得られれば練習が楽しくなってくるので、毎日の練習が苦痛ではなくなります。
1日にどれくらいの練習時間を確保したらいいの?
1日の練習時間は5~10分などの短時間でかまいません。慣れてきたら、あるいは楽しくなってきたら30分、1時間と時間を長くしてもいいでしょう。
1日3時間以上練習すると、今度は飽きてきたり体が疲れてきたりしてしまうので、こまめに休憩をはさむか、飽きる前にその日の練習を中断したほうがいいです。
週末にまとめて3~5時間練習するより、1日10分の練習のほうが上達しやすいので、ぜひ毎日ちょっとずつ練習してください。
初心者が上達するまでの期間と必要な練習量
初心者がウクレレをマスターするには、一般的に20時間ほどの練習が必要です。1日30分練習した場合、40日でスラスラ演奏できるようになります。習得まで何年もかかるような楽器ではなく、意外と短期間でマスターできます。
プロ並みに上手くなるためには1万時間以上かかりますが、人前で披露できるくらい上達できれば満足という人は、まずは20時間練習しましょう。他の楽器よりはるかに短期間で習得できるので、初心者には最適の楽器です。
練習時間を確保するには
家事や仕事で忙しい人は、毎日練習時間を確保するのが難しいかもしれません。しかし、1日5~10分であれば、家事の合間に時間を確保できるのではないでしょうか。
例えば、朝の散歩の後、朝食後、夕食前、風呂に入る前など、毎日していることの前後にくっつけてスケジュールを確保していれば忘れることがありません。「あとで練習しよう」「1日のどこかの時間帯に練習しよう」と思っていると、どんどん後回しになるか忘れてしまって練習できなくなってしまいます。
あらかじめスケジュールを決めておくことで、毎日確実に練習できるようになります。
できるだけ短期間で上達するには
他の楽器に比べて練習時間が少なくても習得できるのがウクレレの良さですが、できればもっと短期間で習得したい、同じ練習時間でも周囲があっと驚くほど上手くなりたいという人もいるでしょう。ここでは上達のコツをご紹介します。
楽器の構え方を徹底的に覚える
ウクレレは楽器の構え方でその後の上達具合が変わります。手首や指の角度が間違っていれば、楽器が安定しなくて指が思うように動かせなかったり、手が痛くなったりします。一度変な癖がついてしまうと後で修正するのは大変なので、初心者のうちに正しい構え方を体に叩き込んでください。
教室に通っている人は先生のお手本をじっくり見てマネをし、間違っているところがないか確認してもらいましょう。独学で練習している人は、本に載っている写真やイラストだけでは正しい角度まで分からないかもしれません。DVD付き教材など動画で学べる教材で学習するのがおすすめです。
チューニングをする
初心者が意外と省きがちなのがチューニングです。「そんなに音程がずれることもないだろう」と思ってついサボってしまいがちですが、ウクレレは音が変わりやすい楽器です。音程が合っていないと心地よい音が鳴らないため、こまめにチューニングしましょう。
チューニングはチューニングアプリでもできますが、使いにくいものが多いので電子チューナーがおすすめです。ちなみに3000円~5000円ほどの格安ウクレレはチューニングをしても音程があいにくいため、きちんとした楽器で演奏したい人はもっと高い楽器を買いなおしたほうがいいです。
まとめ
ウクレレは指先の感覚が鈍るのを防ぐため、1日5~10分でもいいので毎日演奏したほうが上達します。合計20時間ほど練習すれば1曲マスターできるので、意外と短期間で上手くなります。まずは20時間頑張ってみましょう!