大人でもピアノの習い事が続かない、通うのが面倒って思うときがありますよね。上達のためにはできれば続けたいけど、やる気がなくなってしまったときはどうすればいいのでしょうか。今回は大人初心者向けにピアノの習い事を続けるコツをご紹介します。
ピアノの習い事が続かない理由
ピアノの習い事が続かないのは、飽き性だから、面倒くさがり屋だからと思っていませんか?ピアノの習い事が続けられないのは、性格に関わらずこんな理由が挙げられます。
ピアノ教室が遠くて通うのがしんどい
家から電車で〇分、車で〇分など遠方のピアノ教室に通っている人は、移動時間がかかるので行くだけでもしんどい、面倒だと感じることがあります。
とくに仕事で忙しくて休日は体が疲れている会社員、足腰が弱くて移動するだけで体力を使ってしまうシニア世代は、遠方のピアノ教室に通い続けるのは大変でしょう。
ピアノ教室が遠いと感じている人は、思い切って近くのピアノ教室に変えてみてもいいかもしれません。
忙しくて通う時間がとれない
仕事や家事などで忙しくて通う時間がとれない、予定が入ってレッスンをよくキャンセルするなど、もともと忙しい人も落ち着いてレッスンに通うのは難しいでしょう。
ピアノは習い事に通っていても、自宅での自主練習が欠かせません。忙しいと自主練習もままならず、弾けないままレッスンに通っても先生に怒られそう…と思うとますます足が遠のいてしまいます。
ピアノの先生と相性が合わない
ピアノを直接指導してくれる先生が厳しすぎる、優しすぎる、おしゃべりすぎる、静かすぎるなど、相性が合わない場合がたまにあります。先生も人間なので、必ずしも自分と相性がいい人ばかりというわけにはいきません。
性格が合わない先生のもと指導を受け続けていると、反発したくなったり、説明に納得できなかったり、会うのが嫌だと感じてしまったりして、次第にピアノそのものを嫌いになってしまう可能性があります。
上達している実感がないから
ピアノ教室に通っているのに、上達している実感がないと、通っても意味がないと感じるようになり、続けられなくなります。
上達を実感できない理由は、課題曲が自分のレベルにあっていない(易しすぎるor難しすぎる)、自主練習をあまりしていないなどが挙げられます。
ピアノの習い事を続けるためのコツ
今通っているピアノの習い事を続けるためのコツをご紹介します。
目標を明確にしてみる
ピアノ教室に通うのが嫌だと感じている現在、ピアノを弾く目標を見失っていませんか?一度立ち止まって、そもそもなぜピアノが弾けるようになりたかったのかを思い出してみましょう。
憧れのショパンの名曲が弾けるようになりたい、友人の前で披露したい、語り弾きをやってみたいなど、人それぞれピアノを始めた動機があったはずです。
目標を明確にすると、達成するためにはどうすればいいのかが見えやすくなり、いやいや通っていた習い事に対してもモチベーションが向上します。
自主練習は毎日のようにする
ピアノの自主練習はできるだけ毎日やることが、上達への近道です。数日あけてしまうと感覚が鈍ったり、弾けていた箇所もスラスラ弾けなくなってしまったりするため、最低でも2日に1回はピアノの前に座りましょう。
1回の練習時間は30分程度でもかまいません。
弾きたい曲があれば先生に言ってみる
ピアノ教室で習っている曲が好きじゃない、他に弾いてみたい曲がある人は、先生に希望を伝えてみましょう。あなたのレベルがその楽曲を弾くのにふさわしくない場合は採用されないかもしれませんが、どんな曲調や作曲家の曲が好きなのかを知ってもらうことはできます。
それを踏まえて、先生も指導内容を考慮してくれる場合があるので遠慮せず相談してみてください。
どうしてもピアノ教室に行きたくないと思ってしまうときの対処法
どうしてもピアノ教室に行きたくない!もう辞めてしまおうかな?と考えている人は、一度冷静になって次の対処法を試してみてください。
しばらくピアノをお休みする
どうしてもやる気がでない、忙しくてピアノ教室に通う時間がとれない人は、しばらくピアノ教室をお休みしてもいいかもしれません。無理やり続けていても上達しないので、思い切って休会の手続きをして心と体を休ませましょう。
時間が経つと、またピアノを弾きたいという思いが自然と湧き上がってくる可能性があります。そうしたら、また楽しみながら習い事に通いましょう。
他のピアノ教室に通ってみる
先生が合わない、教室が遠方、先生の指導方針に納得いかないなどの理由がある人は、他のピアノ教室に通ってみてはいかがですか?マンツーマンのピアノ教室では、個人のレベルにあわせて指導内容を調整してくれるので、途中で他のピアノ教室に変えてもあなたのレベルにあわせて教えてくれます。
ピアノ教室選びに失敗しないためには、体験教室を実施しているところがおすすめです。1回行ってみて、教室の雰囲気、指導方針などをチェックして自分に合っているかどうか見極めましょう。
独学で練習する
ピアノは習い事に通わなくても独学でも十分上達できる楽器です。習い事に通うのに向いていないと思う人は、思い切って独学でチャレンジしてみましょう。ピアノ教室に通っていた人なら、弾き方の基礎は身についているので、イチから始める初心者よりぐんぐん伸びます。
独学なら自分の好きな曲を練習できるため、飽きることなく続けられますよ。
まとめ
ピアノの習い事は大人でも続かないことが多いため、なぜ続けられないのか理由を明確にして対策を立てることが大切です。ひとりで悶々と思い悩んでいたことも、他のピアノ教室に通ったり独学で練習し始めたりすれば、あっという間に解決するかもしれません。ピアノ自体を嫌いになってしまわないよう、ぜひ早めに行動に移してください。
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