ピアノが弾けるようになりたいけど、今までピアノに触ったことがない初心者だと独学でも可能なのか?と心配ですよね。今回は、楽譜も読めない超初心者がどうすれば上手くなるのかについて解説していきます。
ピアノは独学でいける?
ピアノなどの楽器は習い事教室に通う人が多いため、独学でマスターするのは難しいというのが一般的な意見です。しかし、ピアノは教室に通っていても自宅練習の成果で上達するかどうかが分かれるので、実は独学でも十分上手くなります。
最近は、独学用のピアノ教則本や教材がたくさんあり、自宅でもピアノの弾き方、楽譜の読み方などの基本を学習できます。独学のハードルも下がってきており、実際、独学でもスラスラ弾けるようになったという人は多いので、教室に通わないと弾けるようにならない、というわけではないのです。
独学でピアノが弾けるようになった人たちの動画
独学でも、ピアノ教室で習っている人たちに負けないくらい上手に弾けています。むしろ独学でここまで上手くなったと言えば、周囲からも褒められるでしょう。
ピアノを独学で学ぶのが向いているのはこんな人
ピアノを独学で学ぶのに向いている人の特徴をご紹介します。
教室に通う時間と手間を省きたい
ピアノ教室に通うと、外出の準備や移動時間など手間と時間ががかかります。遠方に通うのであれば交通費もかかるでしょう。ピアノ教室は月2回程度、など回数と集合時間が指定されていますが、ずっと通っていると通うこと自体に疲れてしまったり、面倒だと感じたりします。
独学なら教室に通う時間と手間を省くことができ、その分ピアノ練習に当てることが可能です。ピアノは練習すればするほど上手くなっていくため、ピアノ教室に通うよりも短時間で上達してしまうことも十分あります。
できるだけかかる費用を抑えたい
ピアノ教室のレッスン料金は、だいたい1回が3,000~4,000円程度です。月謝は月6,000~7,000円かかり、入学金や楽譜代金が別途かかる教室もあります。ほかにもピアノの先生へのお中元、お歳暮、発表会出演費用などがかかる教室もあり、意外と高くつきます。
一方、独学ならピアノ教則本や教材、楽譜代などしかかかりません。ピアノ教室に通うよりも出費が少なくて済むので、あまりお金をかけられないという人は独学でピアノ練習を始めましょう。
超初心者が独学で上手くなりたいときは
まずは楽器を買う
まずは楽器がないと話にならないため、楽器を購入しましょう。ピアノには次の4種類あります。
・グランドピアノ:コンサートホールや音楽室にあるピアノ。プロやプロを目指す人向け。価格は100万円以上。
・アップライトピアノ:グランドピアノよりコンパクトなサイズの練習用ピアノ。作りは本格的なため、グランドピアノと同じような音で演奏できる。価格は50万円から。
・電子ピアノ:ピアノの音を電子音で再現させた電子鍵盤楽器。音量を調整することができ、録音や演奏機能がついたハイスペックな機種もある。価格は3万円~10万円ほど。
・電子キーボード:足がなく、持ち運びに適した電子鍵盤楽器。価格が1万円~3万円ほどとお手頃なので、試しに習ってみたい人にもぴったり。
上記のうち、初心者は電子ピアノや電子キーボードを購入しましょう。どちらも本格的ピアノより安く、調律する必要がないので扱いやすいです。
▼おすすめ電子ピアノ
▼おすすめ電子キーボード
ヘッドホンをつければ周囲に音が漏れることがなく、騒音が気にならなる時間帯や集合住宅でもピアノの練習ができます。
また、電子ピアノにはペダルがついている機種もありますが、キーボードにはついていません。別売りの電子ペダルをつけると、ペダルありでの演奏も可能になります。
ピアノを独学でマスターするときの注意点
ピアノを独学で習得するときは、次の点に気をつけながら練習してください。
練習メニューを工夫して飽きないようにする
独学でピアノを練習していると、場合によっては飽きてくることがあります。ピアノ練習に飽きてしまうのは、練習曲ばかり弾いている、時間を決めずにダラダラ弾いているなどの要因が挙げられます。
ピアノ練習に飽きてしまったときの対策は、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
DVDなど視覚で学べる教材を選ぶ
独学用ピアノ教則本・教材には、紙の本だけの教本もあれば、DVD付きの教本もあります。初心者は独学でピアノを始めると変な癖がついてしまうことがあるので、紙の本を読むだけではなく動画でも学ぶのがおすすめです。
先生が弾き方や指の動かし方を動画で解説してくれたDVDがあると、レッスンに通わなくてもレッスンを受けているときと同じような指導が受けられます。DVDだと繰り返し視聴できるので、自分のペースで学習することが可能です。
まとめ
ピアノは教室に通わなくても独学だけで上手くなれる楽器です。ピアノ練習を始めたばかりのころは慣れない指の動かし方に戸惑うかもしれませんが、コツコツ努力することで少しずつ上達していきます。ぜひ焦らず練習を重ね、人前で披露できるほど上達してください。
▼たった30日でショパンの「別れの曲」が弾けた独学ピアノ体験談はこちら